身の回りに起こったことや発見したことを気の向くままに書いていきます。

医龍2
今日OOママさんからコメントがきました。

医龍2

の記事がなかったとのことでした。昨日は所要で数秒しか見れませんでした。

まったく内容がわからないので、看護師さんたちに内容を聞きました。

「おもしろいですよね、あのドラマ。昨日も真剣に観ちゃった  。」

「あたしも  。」

「おもしろいよね   。」

すごい、すごい、看護師さんはみんな見てました。 

そこで、内容を聞くことにしました。すると、こんな返事が。

「えっと、若い女の子が医龍の病院に来たんです。でも、血液不適合で手術すると死んじゃう

んだって。だから、すっごく短い時間で手術することになったんです。凄いでしょ。」

まったくわからん

そこで、聞き返しました。

「何の手術なの、その女の子。」

「..............................................さあ  」

それじゃあ、なにが凄いかわからんでしょうが。

仕方ないので、さっき医龍2のホームページのあらすじを見てみました。でも、やっぱりよくわか

りません。そこでしょうがなく、寝ている  ドラマ好きのかみさんを起こして

「ビデオ撮ってない?」

と聞くと 夜這いと勘違いした かみさんはびっくりした顔で

「ある。」

と、言ったので取ってきて観る事にしました。それでやっと内容がわかりました  。



あらすじを話すときのお手本ですよ〜。


朝田先生(坂口憲二)の医師としての真摯な姿を見て慕うようになった女子高校生が実は 


マルファン症候群(Marfan syndrome、MFS)
 

という膠原病の病気を患っていた。しかもAAE(大動脈弁輪拡張症)AR(大動脈閉鎖不全

症)
という心臓の病気を合併しており、しかも心機能が低下していて手術が必要と診断さ

れた。手術の方法は
Bentall(ベントール)という手術方法で、簡単にいうと大動脈弁を人工

弁に置換し上行大動脈を人工血管に同時に置換する手術。バチスタ手術ほど困難では

ないが、決して易しい手術ではない。さらに不運は続く。この女の子の血液型は日本人の1

%未満しかいない
−D−(バーディバー)型である。どうやら子供の時に事故で輸血したのが

原因で不規則抗体をもつようになったらしい。この女の子は代議士の愛人の子供であり、周

囲の政治的配慮により一旦大学病院に移されるが、本人はやはり朝田先生(坂口憲二)に

手術をして欲しいと思い、大学病院を抜け出し徒歩で朝田の勤務する北洋病院に向う。

しかし、その彼女の思いが逆に彼女の体をいためつけたのだった。遠距離の徒歩が心臓に

大きな負荷をかけることに。


大動脈解離

もう、緊急オペしか選択の余地はない。しかし、彼女の血液型は−D−(バーディバー)型。

輸血を必要とする出血は許されない。窮地に立たされた朝田.....................................。



と、いう話です。わたしは一応医者なので内容はすべてわかりましたが、

これ、難しい内容ですよ、医学用語がバンバン出てくるし。OOママわかりましたか〜。

簡単に解説入れときます。

マルファン症候群(Marfan syndrome、MFS) はあらすじにも少し書きましたが、膠原病

(結合組織病)の中の疾患で次のようなような症状があります。

目 
水晶体亜脱臼または偏位・近視・屈折値が安定しない・網膜剥離・斜視・緑内障

歯 
高口蓋(上顎が一般より深く弓なりになっている状態)・叢生(歯並びが混みいっていること)

循環器
上行(時に下行)大動脈の拡張・大動脈弁と僧帽弁の閉鎖不全・大動脈瘤と大動脈の解離

骨格
背が高くやせた体格・長い手足と指とつま先・足関節弛緩・扁平足・曲がった背骨・異常な形

状の胸(鳩胸または漏斗胸)・一般的に両手を広げた長さ(指極)が身長より長い・関節の過

可動性あるいは関節拘縮・肉割れ線(皮膚線条)

当然のことながら症状の出現には個人差があります。
                               
                             (マルファン ネットワーク ジャパン参照)

1986年にバレーボール 女子日本リーグ試合中に、アメリカ人のエース・アタッカーであっ

たハイマンという名プレイヤーが突然倒れ亡くなり社会問題になりました。この模様はテレビ

で放映されていて今でもスポーツ中の事故としていろんな講演会で取り上げられます。しか

も、当時の日本は救急体制が整っておらず、審判も選手も救助せずに試合が続けられた様

子がアメリカ  本土にニュースとして流れ大騒ぎになりました。

当時のこの事故の原因疾患であったのが、マルファン症候群です。



でも、麻酔科の女医小高(大塚寧々)が女子高生の胸をさわり、

「マルファン症候群によるARよ。」

と言っていましたが、これはあり得ません。触診でARがわかることはありますがマルファン

症候群と診断することは無理です。

あっ!鳩胸または漏斗胸があったのかも。やはりおそるべし女医。

それと、もうひとつ気になる点があります。


−D−(バーディバー)型とわかり、急に自己血(自分の血液)を集め始めた点です。どんな

手術であろうと出血の危険性があれば自己血は手術前に集めます。なにも−D−(バーデ

ィバー)型だからということではありません。自己血に勝る輸血はないのです。誤解しないで

くださいね。

しかも−D−(バーディバー)型以外にも、para-Bombay型(パラボンベイ)、Bombey型(パ

ラボンベイ)、、Rhnull(アールエッチナル)型、Rhmod(アールエッチモッド)型、Fy(a-)型、

Di(b-)型、Jr(a-)型等の珍しい血液型があります。でも、極めて頻度が低く輸血の際に適合

血(患者さんに合った血液)が得にくくなるので輸血センターではこの人たちのために合う血

液(つまりはまれな血液)を凍結保存し、いざというときに備えています。ここも、誤解しないで

くださいね。輸血センターも頑張っています。


それとMEがいじめられていましたね。でも、ああいういじめる医者はまだいると思いますよ。

わたしのまわりにもどなりちらかしている医者は一杯いました。

ただ、明真大学病院みたいな病院はないと思います。株式会社になったらわかりませんが、

ちょっと大学病院を悪く描きすぎだと思います。なんかあるボクシング一家みたいにつくられた

イメージとダブります。


でも、相変わらず坂口憲二はカッコいいですね。アントニオ猪木と組んでた坂口征二の息子

なのでついつい応援してしまいます。お父さんも若いときは男前でした。

あとAAEとARとBentall手術を簡単に解説しようと思ったんですが、もう無理です。3時です。

勘弁してください、OOママさん。

寝ます、おやすみなさい 







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まいりました(@_@;)
  
○○ママ | URL | 2007/11/03/Sat 15:39[EDIT]
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